​デザインする​

ペルシャ絨毯は㎡あたり36万~100万もの結び目があります。（この単位のことをノットと呼びます。）

その一つ一つの結び目にどの色を配置していくかきちんと設計しなければ模様は綺麗に完成しません。結び目は1mmにも満たないため、拡大して設計図を描いていきます。方眼で模様を表現していくため曲線を描くことが難しく、正確に設計していかないと次の織る工程に影響してきます。

​ペルシャ絨毯では絵画や写真を基に絨毯額絵を作ることもあり、遠近感や立体感などを色の濃淡だけで表現します。非常に緻密な設計図が必要となってきます。

​実際には染色の作業の前にデザインされることが多く、その設計図に合わせて色が染められます。