
Reupholstery Process
椅子が生まれ変わるまで
一脚ごとに状態を見極めながら、分解から仕上げまで丁寧に張り替えを行っています。
見た目の美しさだけでなく、座り心地や耐久性にも配慮し、
長く使い続けられる椅子へと仕上げています。
それぞれ異なる素材や状態に合わせて手を加えることで、
新たな表情を持つ一点ものとして生まれ変わります。
張り替えは、主に以下の工程を経て行われます。
フレームチェック
フレームの状態を確認し、ぐらつきや構造を丁寧に整えます。
生地選定・フレーム調整
生地の色味に合わせて、フレームの色や雰囲気も含めて全体のバランスを整えます。
張り替え
張りの強さやラインを調整しながら、美しく仕上げていきます。
完成
細部まで整え、新たな表情を持つ一脚へと仕上げます。
張り替えの工程
それぞれの工程では、見えない部分にも手をかけながら丁寧に仕上げています。
以下では、実際の工程を順を追ってご紹介します。
STEP1|分解、状態確認


鋲や釘を外し、既存のファブリックやウレタンを丁寧に取り除きます。 その後、フレームを清掃し、ぐらつきなどの状態を確認しながら必要に応じて修理・調整を行います。
STEP2|下地補修


麻の布テープを貼り、スプリングがある場合はその上に設置します。
さらに紙紐を縦・横・斜めに張ることで、内部の構造をしっかりと支えます。
一般的には縦横のみですが、斜めにも張ることでスプリングの動きを安定させています。
スプリングは元のものをできるだけ活かしつつ、必要に応じて補い、座り心地を整えています。
STEP3|麻布を貼って

麻布を上から貼ることでウレタンとバネが擦れるのを防ぎます。
また、ウレタンが劣化しても
屑が落ちてくることがないように施しています。
STEP4|ウレタンをはる


椅子のデザインや座り心地に合わせて、ウレタンを成形します。
質の良い素材を使用し、見た目と座り心地のバランスを整えながら仕上げています。
さらに、2種類のウレタンを使い分けることで、
より快適な座り心地になるよう工夫しています。
STEP5|生地をはる

柄を合わせながら、生地を丁寧に張っていきます。
背もたれを基準に、全体のバランスを見ながら座面の柄も整えています。
さらに、元のデザインを崩さないよう鋲やブレードで仕上げ、
アンティークの雰囲気を大切にしながら新しく仕立てています。

